7月15日(土)秋田県民会館の応接室にて徳永英明さんに単独インタビュー 


                   エフエム秋田 

             毎週月曜日18:00〜18:55
            FM秋田第一スタジオから生放送


 ドキドキしながら単身会館入りし、会議室で待つこと15分。
   スタッフに伴われて現れた徳永さんは、黒いTシャツにオレンジの「remind」のストラップをして、
   黒のハーフパンツというスタイル。
   「よろしくお願いします」と言って、入って来た徳永さん。さらさらヘアーで、“透明感のある少年”
   といった印象。とても痩せてて顔が小さくて、やっぱり素敵!

 緊張しながら「よろしくお願いします。」といった私に、開口一番徳永さんは、「てっちゃん?」
   (前日、ステージでエフエムのインタビューの話題の時に、会場から“せっちゃん!とかかった声が
   “てっちゃん”と聴こえたそう)
   「違います、今野節子です。」
   「そっか〜、俺、てっちゃんって聴こえたんだよね」

 ハンドマイクが届く距離ということで、応接セットの角を挟んで座りインタビュー開始。
   インタビュー中は、まっすぐに目を見て話をして下さり、もうどきどき…。

今野「よろしくお願いします。」

徳永「こんちは!ちは!」

今野「昨日ずいぶん盛り上がったみたいですが、今年の秋田はいかがですか?」

徳永「うん、どうですかね。まあ、実際今日もありますので、今日やってみてトータル的にどうだったか
    っていうとこだと思うんですけど、はい。」

今野「今回のこの『remind』ツアーっていうのは、どんなツアーなんですか?」

徳永「ん〜〜、まあ、あまりアルバムの趣旨とは同じじゃないっていうかもうちょっとえ〜楽しいツアーに
    なってると思うんですけど、僕自身が結構愉しんで今回やれているので、だからアルバムが
    ヘビーでも、気持ちがハッピーなので、ハッピーなライブになってると思いますけど。」

今野「それは、何か理由があるんですか?」

徳永「ん〜理由を言っていくとワイドショーネタになってしまうかもしれないですけども、だから言えないん
    ですが、それは嘘なんですけど。あの、単純にメンバー含めてスタッフが去年から新しいメンバー
    になったんで、去年はちょっと手探り状態だったんですね。
    今年は、メンバーとのコミュニケーション、スタッフとのコミュニケーションがかなり良くなってるんで、
    そういったところが安心感っていうのかな?でいいライブが出来てるようになっていると思います。」
今野「徳永さんというと、秋田が非常に盛り上がるという話があるんですが、なぜに秋田!…なんでしょう
    か?」
          
徳永「ん〜、それは僕もあんまり…わかんないですねえ…。あの、やり易い、秋田の会場がやり易いっ
    ていうのがあるんですけど、でも〜他にもやり易いとこ、いままでありましたし…。
    ん〜、で、やり易くてお客さんがそれからどんどん増えていったかっていうとそれだけでもないし。
               
    あの、まあ、良くも悪くもその情報量って言うのがこう変な言い方ですけど東京とかその大阪とか
    よりは情報量って言うのは少ないじゃないですか。
    少ないがゆえに秋田独自の情報の中でみんなが楽しんでる部分ってあるじゃないですか。
    それは、京都にしてもそうだし、例えば福井とか鳥取とかっていう、北側の所ってなんか独自の
    文化って言うか独自のものがなんかあるような気がするんですよね。
               
    それと、一度秋田でいいコンサートやって盛り上がったとしたらその情報がバッっとステーションに
    寄せられて、で、なんて言うのかなあ、それが独自のものになっていって“秋田で徳永は楽しいっ
    ていうか、いいコンサートやってる”っていう情報が口コミみたいなもので伝わっていってこうなって
    いるんじゃないかなとも思ったりもするんですけど、ちょっとねえ、僕もわかんないです。はい。」
            
今野「徳永さんにとって秋田っていうのは、あの〜どういう存在なんですか?」
           
徳永「ん〜、秋田に行けばっていうか秋田に来れば、いいライブやんなきゃいけないっていう、ある種
    プレッシャーでもあるんですけど、でも、“絶対!いいライブが出来るんだ”っていう確信みたいな
    ものはありますよね。
                
    だから、前回『honesto』の時があの〜なんか違ったんですね。
    昨日も僕あのMCで言ってましたけど、秋田っていう感じがしなかったんです、去年。
    え〜、それは、毎年毎年やっぱり違う土地の人間が流れてきてるってのはあると思うです。
    ノリが、いくらここでやっても東京の人間ここに連れてきてやったらひょっとしたら同じラ…あ、
    違うライブになっちゃうと思うんですよね。
    そういうのもあるだろうし、前回はん〜、まあ身内的なところでいろいろあったもの、精神的にあった
    こともあったし…。
    あと、音がやっぱりちょっと前回は秋田っぽくない音っていうか、この会場にあう音じゃなかったって
    いうのもあったと思うし…。
                
    まあ、今回非常にこの会場で出なきゃいけない音が出てるから、そういう点では、“やっと秋田!” 
    だなっていう…。
    でも、昨日も言ったけどほんとに自分が逆に励まされてるようなね…感じもありますし、はい…。」

今野「秋田のファンにとっては、本当にうれしい言葉ですね。」
今野「この番組は70年代、80年代の懐かしい曲をかけてるんですね。
    徳永さんにとっての、あのその時代の懐かしい曲って何かありますか?」

徳永「ん〜、ま、僕はあの井上陽水さんの『氷の世界』ってアルバムを聴いて、え〜、音楽やろうと思ったし
    まあ、ビートルズはちょっとね、60年代の雰囲気ありますけど。
    エレクトリック・ライト・オーケストラだったりとか、まあ、あとは〜そうですねえ、あの時代流行った、
    今またリバイバルしているディスコソングっていうか、あの〜アースウインドファイヤーだったりとか、
    まあ、僕はそうですね、61年生まれですから、70〜え〜8年、75年ぐらいからのね、あの辺の、
    まあディスコソングとかっていうのは、うん、青春っちゃあ青春ですけど。」

今野「『氷の世界』は、かけたことがあるんですよ。エフエムなのに、アナログでかけちゃいました!」

徳永「アナログのがいいですよね!
    あれ?デジタルって出てるのかな?音楽やってるのに、わかんない(笑)」

今野「というか…アナログ盤、LPレコードで…(^^;」

徳永「ああ〜、良いですよね(^‐^)」

今野「その年代、振り返ってみて、なんかこう、音楽がらみのエピソードっていうのありますか?」

徳永「ん〜、あんまり音楽、音楽してなかったんで、あの〜どちらかっていうと、え〜、デビューしてから
    音楽をなんか真剣にやり始めたって感じなんで…。そんな音楽を好きだってほどの人間じゃなかっ
    たんで…。」

今野「中学高校時代は、どんな少年だったんですか?」

徳永「いやあ、どうですかねえ。ん〜〜〜、僕はありきたりな人間だと思ってるんですけど、でも、
    どうなんですかね?」
今野「ファンにメッセージを頂きたいんですが…」

徳永「え〜、まあ、大変盛り上がっているという事で、あの〜ホントありがとうございます。
    え〜まあ、毎年秋田では、かなり良いライブをやれてると僕も思ってますので、今後も、皆さん
    この番組を通して応援してください!」

今野「今後の活動で何か決まっているものってあるんですか?」

徳永「あるけど、多分オフレコだと思います(笑)」

今野「わかりました。内緒、ということですね(笑)ありがとうございます!」
 この後、番組用に曲フリを5曲して頂きました。徳永さんが選んだ曲は、こちらです。
        ・ 「Positions of life」 (アルバム『remind』より
        ・ 「恋心」 (アルバム『remind』より)
        ・ 「罪と夕立」 (アルバム『remind』より)
        ・ 「オリオンの炎」 (アルバム『remind』より)
        ・ 「レイニ―ブルー」 (アルバム『Gril』より) 
 途中、OAでは、流さなかったやりとりがちょっぴり入っています。わかりましたか?
   実際にお会いして、ますます徳永英明というアーティストが魅力的に思えました。
   テレビや、ステージで見るどの徳永さんとも違う、とても柔らかい印象を受け、暖かい気分でインタ
   ビュー出来ました。
   出来そのものについては不満もたくさんありますが、でもいい経験をさせて頂きうれしく思っています。
   ご協力頂きましたノースロードミュージックやキングレコードの皆さんをはじめ、多くの皆さんに感謝を
   込めて―。

                                     エフエム秋田『Foreverヤング』
                                              パーソナリティー 今野 節子



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