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2000.7.15 秋田県民会館 |
1日目のオープニングのスクリーンの後ろで、早くも感極まって涙してしまった徳永さん…。「ここが前半のファイナルの地」と―。1日目の影響と、少々夏ばて気味なのか前半ちょっときつそうでしたが、途中からそんな事も忘れるくらいの盛り上がり。比較的おとなしめにスタートしたんですが、徳永さんと客席が信頼し合っているそんな暖かい雰囲気。そこから、今までで最高という盛り上がりを見せました。 3曲目は、『レイニーブルー』が入って、変わりに『live on』が抜けました。 オープニングのスクリーンが上がりおなじみ白いジップアップスーツに黒のインナーという衣装で徳永さんが登場し、秋田の2日目が始まりました―。 |
M 1. remind |
幻想的に幕開けを告げるに相応しい曲…。秋田の2日目がいよいよスタート。 |
M 2. 最後の言い訳 |
間奏で胸に添えられた手が少しずつ下へ下りて、ジッパーを外して歌っていましたが、これには理由が。 (途中で私に気がついてくれて軽く頷いてくれたのがうれしかった!) |
最初のMC ・ 第一声は、なんと「ごほごほっ!」と咳き込み。 「気管支に入ったみたいです…。Just Moment.」と言って再度水を。 「いやあ、珍しいな」とつぶやいた後、「こんばんは!徳永英明です!」 「え〜、さて2日目です。 今日このステージに立って、あっ!なんか皆さん小慣れしたな2回目の人がかなりいるようで… とりあえず僕は昨日ホントに楽しいライブをやらせてもらいまして、まあ2日連ちゃんで声は少し がさついてますけど、また心のこもったライブを一緒に作り上げていきたいと思います」 (客席から大きな拍手) 「さてあの、私ごとであれですが…この衣装、あのカールスモーキー石井にもらった衣装なんですけど。 これ、あの綿…でございます。 まあ、あの予算的に2着しかございませんので、何回もクリーニングに出したところ、かなり縮んで まいりまして(客席:笑) どうも最近あの、息苦しい。なんでこんなに肩が凝るんだろう?って思ってたんです。 で、みんなに“ねえ最近息苦しくない?”で、さっきずっとこの衣装見てたら、“そういや最近縮んで きたなあ”もうあの、40手前の自分にカールスモ―キーの衣装はきついかと…。 明日から、ちょっと新しい物で出ようかなと…。でも、この白い衣装は、この秋田の地に埋葬して いきます。(客席、大きな拍手!) まあ、ちょっと考えますので…。 ホントは『最後の言い訳』も、ずっとこのまま歌いたかったけど(ジッパーを締めたまま)苦しくなって きて(笑)だから、♪いちばん近くに〜♪(と歌いながらさり気なくジッパーを下ろす) (会場大爆笑) これ、イタリアサイズでウエストが44.72センチくらい。それが今、パッツンパッツン! (といって、ジャケットをめくってウエストのあたりを見せる徳永さん) 2日目、今日は白い衣装さよなら大会(笑) ほんとに、皆さんと素敵なライブを作りましょう! 最後までごゆっくりと楽しんでください!」 |
M 3. レイニーブルー |
最初は、何の違和感もなく聴いていましたが「えっ?」うれしい驚き。静かに心に染みる『レイニーブルー』丁寧に、大切に歌ってくれました…。 |
M 4. 罪と夕立 |
語尾に溜めのある、そして色っぽい歌い方でどきどき!ここでほぼ総立ちに…。 |
M 5. 泣きたい |
同じ♪泣きた〜い!♪でも、フレーズ毎に違った表情が見られて楽しめます。それにしても、雄弁な手…。 |
ここで、MC 「最初に気管に入ったせいか、声が荒れてますね。こんな日は、(胸に手を当て) 心で歌うことにします。 でも、どんな歌い方をしても秋田のみんなは、分かってくれるよね? 関西はシビアーだよ〜。みんなこうだもん(とメモをする真似)」 「今日、FM秋田の取材があって…」 会場から“せっちゃん!” 「そう、せっちゃん!昨日聴き間違いましたが。『Foreverヤング』ね。 俺たちも作ろうか?“Foreverヤンガース”でも、すごいタイトルだよね。 『永遠のヤング』そんなにいつまでも若くいたい?」 と、しっかり私を見ながら徳永さん。(すみません、変なタイトルで…) ・ この後、年齢の話…。実年齢がいくつでも、心の中の年齢がいくつかで人は変わる 「人というのは見かけによらなくて、自分も以前人に騙されたりしましたが…」 ここで、客席から「うそつき!」 「ちょっと、聞いた?うそつきだって。うそつきなんて言われたんで言いますが、 昔、会社を経営してた時に、お金を持ち逃げされたりとかしました。 でも、訴えようとかは思わなかった。 自分が悪いんだから。自分がぼーっとしてたのがいけなかったって。 昔、母親の財布から1000円取ったのがいけなかったかなあ…なんてね。」 「では、今日も季節はずれのきりたんぽのような歌を歌いたいと思います」 |
M 6. 太陽がいっぱい |
優しさに溢れた歌い方。オレンジの光に包まれて語りかけるように、優しく、優しく…。聴いていて胸が暖かくなるような歌声。 |
M 7. I Love You |
優しさに溢れた歌い方。オレンジの光に包まれて語りかけるように、優しく、優しく…。聴いていて胸が暖かくなるような歌声。 |
M 8. 恋心 |
前半は抑え目な歌い方で、後半の切なさが際立っていました。歌声の切なさ、顔や手の表情…ご本人が思い入れのある曲というだけに聴かせてくれます。マイクを両手で包み込むようにしていた♪あなたの頬に♪そして、最後のスキャット…。 |
MCになると、自然にみんなが座ります。 「ライブはね、昔は…苦しい!」と言って、ジャケットのファスナーを下ろす。 (客席から男性が「がんばれ!」) 「これをがんばってどうすんの!」(爆笑) (右側でふざけて、お腹を見せる) 「今日は、こっち側はすけべですね!こっちで歌おう!」 (左側から大きな拍手!ちなみに、私も右だった…。) 「ライブ、昔は嫌いだったんです。ずっと見てるじゃないですか、僕の事。 だけど、皆は普通の顔して見てるつもりでしょ?(笑) こっから見てるとね、けんか売ってるの?って…。2階席良かったね、見えなくて。」 ・ その後、メンバーがステージでどんな表情でいるのかを披露。 「僕たちは、いつも楽しそうに演奏してて、例えば“あっ、げっぷが”って思ったとしても、こう… (と、にっこりと笑顔を作る) でもね、お客さん達って…(と、まゆをひそめて表情を作る) 真剣に見たい人って…(ますます怖い顔、自分はどうだっけ?)なってる。 最初はすごい慣れなかったね。 何、今はみんな笑顔で! 最初の頃はやりづらくて…人にどう思われてるのか俺はすごい気にするわけよ!」 (さっきの男性が「かっこいいよ!」会場、あまりのタイミングのよさに拍手!) 「でも、かっこいいだけじゃだめじゃん!」 (「色っぽい!」) 「うん(^‐^)もう一声!」 (「かわいい!」) 「かわいい…。かわいいと言われるとちょっとむかつくなあ。」 ・ この後、普段は全然CDを聴かないということ、そして、後藤さんのバンド『アルファ』の話を…。 その昔、寄って来る女の子を食っちゃ投げしてたそう(笑) 「僕は、ライブをやるためにCDを作ってます。 レコーディングって、やり直し効くからなんかだるくなったりする。 でも、ライブってやり直し効かないじゃない。 で、特に秋田に来たらこんなに気持ちよくさせてくれる。 だから、ツアー始まる前、“秋田はどこ?”って、俺、最初に聞くもん!」 (会場から割れんばかりの拍手…うれしい!ありがとうございます。) 「こんな事ばかり言ってると“ほんまかいな?”って思うかもしれないけど、ほんとに秋田っていう所 にずっと照準合わせて来てるから! ほんとに、ライブ楽しくて…。ライブ大好き! 多分、これからも40過ぎて、50になってもライブやりたいって気持ちはあるんですけど…。 めちゃめちゃ、声変わりしてたりしてね(笑)」 ♪レイニ―ブルー〜(思い切り低い声で)♪ (「それでもいいよ〜!」とまたまた同じ男性) 「なんか魚市場に来てるみたい…(場内大爆笑)どうりでその辺魚臭いと思った!」 「次の曲は、アルバムremindの中でも、この曲が出来たから、このアルバムが出来たといっても 過言じゃない曲です。『オリオンの炎』」 |
M 9. オリオンの炎 |
最初の歌い方がちょっとCDとは違ってますね…。じっと、1点を見つめて…何を想い唄っているんでしょう。 |
ここで、一旦袖へ。全身黒の衣装に着替えて登場。ますます、細さが際立ちます。 |
M 10. My self 〜風になりたい〜 |
会場から手拍子!しっかり揃ってるのがすごい! |
M 11. DAYS |
沢田研二さんへの提供曲。上気した徳永さんの表情、汗ばんで額に張り付いた髪。本当に色っぽい! |
M 12. 恋の行方 |
このままラストへ向かって、徳永さんの会場も熱くなっていく…。最初は、声が荒れていると言っていましたが、どんどん声が出て来て、ご本人もノッテいるのがよくわかる。 |
M 13. Wednesday Moon |
出だしの、あの『ha〜』のため息が(*^‐^*) |
M 14. 負けるな |
会場内の1.800人の気持ちが、ベクトルがひとつの方向にまっすぐに徳永さんへ―。それに乗って、徳永さんもどんどんいい顔になっていく―。途中、お決まりのremindnoタオルが投げられ、水をかけられ…。 (2回もかけられ、全身びっしょり!) |
MC(会場からも大きな声援) 「おおきに!…(ため息)、今までで1番…1番フルにイってもうた…。 (大きな拍手!)暑っつい!いやあ、イッちゃったねえ。 秋田は…、秋田でファイナルなんかしたら、秋田の人が入れなくなっちゃうもんね。 いろんなとっから来るから、秋田じゃなくなっちゃう。 だから、沖縄と秋田は絶対ファイナルやっちゃだめなの!(笑)」 秋田は、ホントは1日がいいんだよ。(会場から“え〜!”) やっぱねえ、1日はどう? 絶対2日が限界だから、やったとしても…。 3日は絶対ムリ!秋田で3日やった人って史上いないって!」 (爆笑!会場から大きな拍手!) 秋田で3日やるくらいだったら、俺、秋田でなべ屋かなんか開いてる。 で、みんなに来てもらった方が売上も多いし。」 (「行くよ!」例の男性) 「君は社員として雇おう!鶏肉を買ってきてくれ! で、後藤さんね、きりたんぽかなんかを…。」 「でも、ホント楽しかったです。ありがとうございます。リハーサルずっとあって、途中レコーディング して、四国とか廻って、暑かったり、梅雨とかあって、ちょうど僕らピークの状態に来てるっていうか、 あったんだけど。でも、本当に、なんだろね、これが、人間に力っていうか気の力っていうか…。 どんなにね、シンドクても、どんなにへこんででも、 良いとこに行けば絶対OKよね (会場から拍手!) これがほんと、場所は言えないけど、ある場所だったら俺らホントへこんでたよね。 でも、ホントに、病は気から―じゃないけど、ホントこう、なんと説明していいか…。 この気の力が、俺をこう、火事場のくそ力…。だから、みんな、罪な奴だぜ」 「それでは聴いて下さい。『Positions of life』 |
M 15. Positions of life |
あんなに声が荒れていたのが嘘のように澄んだ声が心に染み渡りました。 |
アンコールを待つ客席からの拍手―一糸乱れぬリズムが熱い。 うれしそうに登場した徳永さんは、ピンクのシャツ。 ボタンが全部外れていました…。 ・ メンバー紹介 「明日山形に行くんですが、美味しい店あるんですかね? 秋田は3日ほど…。 “季節はずれのきりたんぽを食うのは東京の人間だけ”と言われました。 今日も、季節はずれのきりたんぽ行くぞ〜!」 (お客さん「お〜!」 メンバー「……」) 「全然団結力のない…。では、この曲聴いて下さい。『輝きながら』」 |
M 16. 輝きながら |
曲名を言った途端客席から歓声が!幸せいっぱいの徳永さんの表情―。とても素敵な笑顔でした。 |
M 17. MEMO |
舞台に上がった紙飛行機を踏まないように気を付けながら歌っている姿が印象的で…。途中、飛行機を拾い「ゼロ戦だ!」 |
『MEMO』のラストのMC 「みんな本当に、ありがとう! 次のスケジュールは、はっきり決まっていませんが、まあ秋田は外れることはないと思います! まあ、おいしいお店を発見する事は出来ませんでしたが、僕にとってはこの会場でやれたことで、 かなり満腹です。Thank You Very Muchでございます。 またお会いするときは、同じ皆さんでいて下さい!」 ライブ前、県民会館の芝生でサッカーをしていたという徳永さん。 この時期に秋田でライブが出来て良かったと言って下さいました。 エンディングフィルム ださださの徳永さんとワンちゃんの微笑ましいフィルム。 ワンちゃんがフリスビーをキャッチする度に、客席から拍手が…。 場内が明るくなるまで、誰も席を立たずに見ていました。 |
以上、私が実際に見て感じたものに、masamiさん、ひろ子さん、わいわいさん、芦屋の美智子さん、たくさんの秋田のファンの方の協力をいただきから作成しました。本当にありがとうございます! |
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