2000.8.19 宮城県民会館
肋軟骨骨折により、8月13日の長良川でのライブが延期となり、復活第一弾となった仙台ライブ…。
果たして徳永さんは大丈夫なのかー息を潜めて心配しながら開演をまっていました。
いつもより静かな会場、ざわめきの少ない開演前・・・オープニングフィルムが映し出されると、スクリーンのむこうに待機しているであろう徳永さんに向かってたくさんの声、声、声。
M 1. remind
いつもの白い衣装。でも作り変えたのかゆったりめでした。イントロが流れ始めると、声援は頂点に達したかのよう!♪この〜♪と第一声を聴いた途端に、その声につられてフゥーッと立ちあがりそうになってしまいました。ステージに徳永さんが戻ってきた!ちゃんと歌ってる!だいじょうぶ?苦しくないの?辛くなったらいつでも止めていいからね、無理しないで!心の中にいろ〜んな想いが錯綜して落ち着いて座ってなんかいられない心境でした。この曲の間中、気持ちを落ち着けるのに苦労しました。最後の♪Ah〜僕がいた〜♪でやっと安心したような。そう、そこに徳永さんがいた〜(笑) でした。
M 2. 最後の言い訳
『最後の言い訳』は、ちょっとブレスが苦しそう。スローテンポのバラードほど、息を伸ばして一瞬でブレスしないといけないから、胸に響いて痛むだろうな。はらはらしながら、最後のシャウトのところもそんなに歌いこまないでって。でも素敵!ここのところ、歌い始めの♪寝たふりが〜こんなに〜♪の「こんなに」は低く
歌われていましたが、今日は原曲通り♪こぉ〜んなぁにぃ〜♪と高い方で歌われていました。
 最初のMC

   ・ 遅れてくる人が目立ったので―。
   「こんばんは、徳永英明です。遅れて来た人は席に付いて下さい。
    外で『最後の言い訳』聴くのはどんな気持ちでしょう?
    座ったかな?授業始まるよ…。遅刻届出しとくように!」

   「さて、仙台2日目です。いろいろ僕の事、体の事、一回延期したので心配している方いらっしゃる
    かもしれませんが、僕は大丈夫です。」
   「目を見てください」(会場:笑)

   ・ 秋田でピチピチだった衣装も新調して―。
               
   「みんなの声援が一番の薬です」(会場から大きな拍手)         
M 3. live on
今までで一番よい!心にスゥーっとしみわたる。語尾をフゥーっと抜き気味にして消え入る様に歌っていました。天井からのピンスポットをあびて歌う姿はまるで殉教者のよう…。
M 4. 罪と夕立
上体はコルセットで固定しているはずなのに、いつも通りのの動き―。それとも動きやすい様にテーピングだけ?ダンスもあり、腰のグラインドあり。(少しゆっくり目でしたが)手の動きがいつもにも増してなまめかしく・・・。
M 5. 泣きたい
肋骨を折っていても徳永さんはセクシー!最後の「泣きた〜い」にこちらが泣きたくなる…
 ここで、MC

   「なんで僕がかっこいいかというと(笑)
    どうして俺が、角松敏生よりかっこいいかというと、玉置浩二よりかっこいいかというと、
    ただ福山雅治にはちょっと負けてるなと思うけど…。
    それは、僕はステージ上でこの会場の男性であろうと女性であろうと恋をしているからです。
    終わったら、関係ないです。
    皆さんのこの会場では、恋をしましょう!この会場は“パラバイス”!」

   「この2時間半だけ恋をして、素敵な夢を見合うから、現実に戻って生活が出来る―。」

   「15年経って、ようやく“ああ、俺はステージで恋をして歌えば良いんだ尊敬をして歌えば良い
    んだ、感謝の気持ちを込めて歌えば良いんだ”って、よくわかった。拍手してくれたり、
    歓声をもらうだけでドキドキしちゃう」
M 6. 太陽がいっぱい
いつもなら太陽は徳永さんで、私たちは照らされるだけ。でも今日は違う!太陽に照らされて、照らし返してあげる!ステージも客席もキラキラ光が舞っているよう―。徳永さんの優しさが私たちを包み込んで、私たちも優しさを発してる。
M 7. I Love You
こんなに優しく I love you と言われたらなんて応えたら良いの?客席のみんなに向かって囁かれたこの言葉に酔いしれたい・・・。ステージ右横から差し込む様にオレンジ色のライトが当たり、さながら、夕陽を一緒に眺めながら告白されたような気分でした。
M 8. 恋心
胸が張り裂けそうな想い、切ない恋―聴くたびにますます磨きがかかって良くなっていく。後半のサビのところから、照明が赤に変わり、まるで、恋に傷ついた心の流す血のようでたまりませんでした。最後、伴奏に合わせてスキャットが入ります。悲しく儚げです。
 MC
 
   ・ 前方の席でぐずり出したお子さん連れの方を優しくフォロー。

   「さあ、remind何本目だろ?飛ばしたから…、飛ばさなきゃいけなかったから、20…
   (客席から26!)26。ありがとう!26か、あと何本?」

   「どうしても先のことを考えちゃう、不安になると―。
    昔よりは、変な言い方だけど平気になった。
    俺たちってサア、けっこう不眠症なの。ボーカルは特にそうなんだけど。
    歌う5時間前に起きるのがベスト。で、ライブは終わった後は、ハイテンションで眠れない!
    酒をボンボン飲んで夜中の2時くらいに“寝なきゃ!”って思うと眠れない。」
                  
   「俺のお母さんみたいな人が多すぎる!俺は大丈夫だよ」

   「愛してるよ!1日2回も言うなんて大サービスだ!」
M 9. レイニーブルー
ピアノだけのアレンジ―静かな雨―あの特徴あるイントロもアレンジされていて、一瞬何の曲?ワンコーラスのみで、♪あの頃の〜♪とサビの部分に。大宮では歌詞もアレンジも90年の代々木体育館ライブの時と同じでしたが、きょうは、アレンジは同じでも、歌詞は戻って♪揺れる心〜濡らす涙〜♪でした。
(注)大宮の時には、♪あなたの帰り道♪を1997トラックではなくデビュー曲で、最後の♪揺れる心〜♪の歌詞は♪それは僕のrainy blue♪と歌われていました。
M 10. オリオンの炎
舞台後方にブルーと赤のライとが・・・。まるで、オリオン座の馬頭星雲のように、まさに炎!  会いに帰ってきてくれた・・・徳永さん。階段を上り左袖に消えても、ずっとその姿を追いつづけてしまいました。
 ここで、一旦袖へ。
   ピンクのシャツに着替えて(今日は第2ボタンまでと1番したのボタンだけ外して)
M 11. My self 〜風になりたい〜
イントロが流れ出したとたん、ウワーっと皆総立ちに!タンタタン、タンタタンと手拍子を揃えて♪OH〜♪からは両手を上げてタンタンタンとたくさんの手・手・手!徳永さんの復活を祝うかのごとく。みな風になって光ってる、踊ってる。
M 12. DAYS
ステージ前方に出て両手を広げ仁王立ち―。まるで、手負いの獅子が天に向かって咆哮するかのような、♪without your ove♪の歌い出し・・・。力強い、ぐいぐい引きこまれそうな勢い。怪我をしている人とは思えない強靭な力!
M 13. 恋の行方
力強いイントロにのせて、徳永さんの動きもますます激しく、♪Ah〜追いかけても〜♪駆け出してしまった、エンジン全開の徳永さん!
M 14. Wednesday Moon
歌いだしの♪Ah〜〜〜♪が今日は地の底から吹き上がるマグマのよう、荒れ狂う猛獣の雄叫びのよう。
M 15. 負けるな
 MC
   「え〜、なんとか、復帰第一段、第2段が無事終わる事になって、
    あの、みんなにホントに感謝してます。ありがとうございます。(会場:拍手)

   「俺の代わりは誰もいませんからファンの人たちも休んでいいよって言ってくれたけど…。
    痛みっていうのは、たいしたことない。それより自分の気持ちが勝てるような気がします。」

   「自分が真面目すぎるから、ファンも真面目すぎる」

   ・ 会場からの“かわいい”の声に
 
   「かわいいなんていうな、ば〜か!俺は、もうすぐ40だぞ〜!
    40なのに赤い服着てるよ!赤い服にアルマーニのパンツだぞ!」
M 16. Positions of life
まさに歌詞を体現してしまった徳永さん―。♪傷ついて胸が壊れそうでも〜♪ 肋骨を骨折し胸にコルセットを巻き♪どんな日も強い気持ちがあれば〜♪ 強い意志の力でステージに立つこんなに説得力のある歌があったでしょうか?静かにけれど力強く、私たちの心に言葉の一つ一つが刻み込まれてく…。歌い終わって、ミラーボールが回り始めた時に、徳永さんがこのまま天に吸い込まれて行ってしまうのでは?という不安になりました。
 アンコールは、remindのTシャツに着替えて登場

   ・ ファンの方からヘルメットが差し出される?

   「なんでお前俺が、今このヘルメットをかぶらなあかん!これかぶって歌えると思うか?
    昨日確かにremindの帽子をかぶって歌ったけど…。
    “安全第一”のヘルメットを、これお前あとのお楽しみやろ?
    お前、徳永か?ジャージにライン入って…俺のはちょっと違うの。
    知らへん人には、話全然つながらへん!あれはねえ浦安第二中かなんかなん。」

   ・ メンバー紹介  飯室さんの38回目のお誕生日!
                            ♪Happy Birthday to you〜♪

   ・ 仙台の冷やし中華の話 ― 初めて食べたそう
     ビデオ屋さんのとなり“柳亭(りゅうてい)” 
M 17. 輝きながら
本当にキラキラと輝いていた徳永さん―。ここまで無事に終えられた安堵感からか、楽しそうにうれしそうにいとおしそうに。
M 18. MEMO
たくさんの紙飛行機と共に飛び交う想い―。それを受け止め、飛ばし返す徳永さん。穏やかな表情で、心からの笑顔を見せて楽しそう。「やって良かった」「来て良かった」―お互いの想いがひとつになったしるし。
  『MEMO』のラストのMC
                
   「東北は、これで終了です。このあと北の方に行きます。
    そして、10月21、22日ファイナルです。お会い出来る方、また会いましょう!」

  エンディングフィルム 『まほろば』をBGMに微笑ましい映像が―。

  ほぼ普通通りとはいえ、怪我の為動きが制限されているせいかかえって、表現力・歌唱力が
   優れていたように感じ、充実した時間でした。


このページは、わいわいさんの協力で作成しました。ありがとうございます。



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