2000.10.22 東京国際フォーラムホールA
オープニングのスクリーンが上がりおなじみ白いジップアップスーツに黒のインナーという衣装で徳永さんが登場。ファイナル1日目、徳永さんの胸元が小刻みに震えていました。張り詰めた緊張が伝わって来ました―。
M 1. remind
幻想的なオープニングを見るのもこれが最後…。大きく息を吸って、ハイトーンボイスが大きく会場に響き、いよいよファイナル最終日がスタート!
M 2. 最後の言い訳
大きな拍手の中、胸に手を当て静かに歌う徳永さん。心にゆっくりと歌声が染み渡ります。
 最初のMC
   ・ 関係者も多いから緊張しているとか…。
     いつもの関西弁のトークではなく標準語でしたね。

   「ライブは、今日で何本でしょう?779本です。」
   (客席から779のプレートが出され)
   「カルトクイズに出られるんじゃない?」
                
   「いよいよ最終日、どうぞ最後まで楽しんで下さい!」       
M 3. live on
モスグリーンの中にゆっくりと浮かび上がるシルエット―。ムービングライトが会場を広く照らし、紫の床は大理石模様。こんなにきれいな照明だったなんて…。  
M 4. 罪と夕立
会場はやはりここから総立ちに―。視線は、赤いライトの中、きれいに泳ぐ手に釘付けでした。
M 5. 泣きたい
ステージの前方に出ての熱唱。最後の「泣きた〜〜〜い」は、すごかった!
 ここで、MC

   「5ヶ月間、ペナントレースみたいにやってきましたが運動選手と違ってそんなに体力使わないん
    じゃないかと自分でも思ってたんですけどけっこう、本番前と後では5%減っていたり体重も2キ
    ロくらい落ちてたりすることもある」

   「全国いろんなとこに行っていつもうまいもん食ってるイメージがあるらしくてイタ飯、しゃぶしゃぶ、
    懐石とか・・でも、終ったあと、牛丼をぐわっと食べたりするのが一番のご馳走」
 
   「俺はイタ飯のメインディッシュのような料理でもないような気がするし、フランス料理の高級なもの
    でもないような気がするし、お寿司で言えば、ウニとか大トロとかそういうもんでもないような気が
    する。
    俺はビジネスランチでいいんだ。目玉焼きとかエビフライとかハンバーグとか650円とかのミック
    スランチでいいのね。一生、食べ続けられる、お金のない時でも懐かしいな、と思うような、
    そういう歌を歌って行きたい。
    そういうところがみなさんが15年間みなさんが僕を支持してくれてるところかなあ、なんて
    思います。
    決して派手な動きを最近してるわけではないのにこうやって全国何本もコンサートができたり、
    799本できたり、こうやって二日間即日完売になったり、気付かされたこと、俺のファンって
    いいやつが多いな、辛抱強い」

  (客席、笑)

  「ようやくファンのみなさんと自分が持ちつ持たれつの関係がわかったような気がします。
   自分がどういう気持ちで歌っていくってのがさらに明確になっていくし、多少、裏切ることはある
   かもしれませんが…」
    
  (客席からは、「応援して行くから〜」「がんばってね!」と声が―)

  「なんか、卒業式みたいね(笑)これからも気持ちを高めて、いい歌をみんなが癒される歌を作って
   いきたいと思います。応援してください。」
M 6. 太陽がいっぱい
優しいピアノのイントロから、優しさに溢れ、オレンジの光に包まれて語りかけるように…。胸の中が暖かくなります。後ろに太陽が出ていると、初めて気が付きました。
M 7. I Love You
夕焼けの中、階段の途中で…。坂本さんのアコーディオンが切なく歌います。
M 8. 恋心
一旦視界から消えた徳永さんが紫のライトの中に浮かび上がります。ブルーのステージにに真っ白なスポットがあたり、徐々に激しさを増して、真っ赤なライトに変わっていきます。まるで、ぎゅっと心を掴まれているような歌声―。
 会場からたくさんの「徳永さ〜ん」の声に「山彦みたいだね。」(笑)

   「サッカーは別に本職でもなんでもない、歌を歌ってるのが本職で。
    俺の人間性ってあまりテレビで出せないじゃないですか?今日ちょっと真面目ですけど」

   (客席)シャイ!シャイ!

   ・ この後、マッチの物まねを交えつつベストテンの楽屋トーク

   「テレビ的にもうちょっと素を出さなければいけないと思って、マッチとの(野球の)予想の時に
    テレビ受けで自分のイメージを壊そうと思って、ピースをやってしまってもんのすごく当時の社長
    に怒られまして“お前、マッチよりかっこわるい、マッチよりアイドルだ”って。
    それからあまりテレビでしゃべらなくなって、ミュージックフェアなんかもあんまりしゃべる番組
    じゃないじゃないですか?いつも横顔しかとられませんしね(会場:笑)杏樹の顔見てずっと。」

   「テレビのイメージって難しい。サッカーの原稿書いたりして、俺の人間性が出るかなあ、なんて
    思ってるんですけど。
    これからもワールドカップに向けていろんな展開でいくかもしれません。
 
    コンサートに来ればわかるじゃない、俺ってこんなやつだって。
    徳永英明ってなんか面白いこと考えてるなって言って、会場に来てくれてライブ見て、
    こいつ歌手だったんだって思ってくれれば(笑)素敵なファンを広げていければいいなと
    思います。」

   「それでは、懐かしいナンバー…って、みんな、あの曲だってわかってるよね!
    俺、一回一回新鮮な気持ちでやっているからね。
    あなたたちも“ふん、あの曲じゃんどうせ”って“どうせ後藤さんがアレンジしたあの曲でしょ”」
   (と、ちょっとすねて:笑)

   (客席から「新鮮!新鮮!」「がんばれよ!」)

   「わかったっちゅうねん!ほんと君たちの優しさが胸にしみるから。
    あまり励まさないで、落ちこむから」(会場:爆笑)
M 9. レイニーブルー
後藤さんのピアノのアレンジ―。つぶやくようなピアノの音色に一言、一言大切に、包み込むような愛情いっぱいの徳永さんの歌声でした。
M 10. オリオンの炎
5000人の会場に響き渡る張りのある歌声―。心に響く1曲です。
 ここで、一旦袖へ。ピンクのシャツに着替えて登場。
M 11. My self 〜風になりたい〜
イントロと共に大きな拍手!会場から手拍子がおき、徐々に力強さを増していきます。この日を心待ちに10月に亡くなってしまった、1人の女性にこの透き通る歌声が届いたと信じています―。
M 12. DAYS
真っ暗な中に浮かび上がる上気した表情―。ピンクのライトの中、スットップモーションに動くシルエット!
M 13. 恋の行方
このままラストへ向かって、徳永さんの会場も熱くなっていく…。
M 14. Wednesday Moon
出だしの、『ha〜』のため息!大サービス(*^‐^*)
M 15. 負けるな
5000人の気持ちがひとつになって…。会場からも、大きな歌声が響く。タオルが次々に投げ込まれ、徳永さんも負けずに返していく。
 MC(会場からも大きな声援)
                
   「来年の頭にでもバンダイが解散して行方不明になったCDの数々がたくさんありますので
    『イントロIII』みたいなのを出そうと思っています。
    CDのセールスがどうのこうのじゃないですけど愛している作品たちが世の中から消えたのは
    正直、辛い思いでした。でもそれは蘇えらせることができるんだ、と―。

    『ノスタルジア』とか『太陽の少年』とか『ブレス』とかは出てこないかもしれないけどいい形で
    『イントロIII』ってのを出せればいいかな?次のツアーはまた集大成?(笑)という、ツアーに
    なってしまう かもしれませんが今のパワーを持続して、さらにみんなに愛されるようなステージ
    を心がけたいと思います来年15周年お楽しみに待っててください」
M 16. Positions of life
伸びやかな澄んだ歌声が会場いっぱいに響き渡りました。2日間でおよそ30曲も歌っているとは思えないほどのクリアーな歌声―。自然に、ステージが涙で滲んでいく…。客席に大きく手を伸ばしての熱唱―「名前が残る」
 アンコールを待つ客席からの拍手―最初はゆるく、徐々に力強くなっていく。
   徳永さん、メンバーさん半分は、remindTシャツで登場。

  ・ メンバー紹介

  「さってと、今日は何歌おうっかな、じゃあこの曲・・・・。きいてください・・。"輝きながら・・・」
M 17. 輝きながら
幸せいっぱいの徳永さんの表情―。 
M 18. MEMO
イントロ近くに2階席から飛行機が飛びはじめ、その数が増えていく。きれい―真っ白な紙に自分の想いを綴ったたくさんの紙飛行機。こんなに、きれいに飛んでいたんですね…。
 いよいよ3本締め

   ・ スタンドマイクが出され、バンドのメンバー、徳永さんがステージのセンターへ―。
   「あっ、紙飛行機、踏まないように!」

   「さあ、恒例のファイナル3本締めです。お手を拝借!よ〜〜お!」

   ・心地良いテンポの大きな大きな3本締め

   ・ そして、いよいよラスト1曲

   「今日は、もう1曲を何にしようかみんあで昼間会議しまして、私なりにまもなく終わる20世紀に
    別れ、21世紀に残したいと思う徳永英明の曲ベスト5をあげてみました。

    後藤郁美は、私の曲を全て記憶しています。振れば何でも弾きます。」
   (後藤さん、“えっ?”という顔)

   「では、第5位!」 ドラムロールに会場から「お〜〜〜っ!」とどよめき

   「『メランコリー』」(えっ?)

   「第4位 『絆』」 軽くハミング…。

   「第3位 『僕のそばに』」 イントロが流れ、みんなが期待する中
    ♪ 歌詞がなんだかわからない〜♪
 
   「第2位 『月と…』あ、あれ?『月と星のピアスと…君の夢…?』
    ♪ 白いビーチを塗り変えるのは〜♪
      
   「第1位!」
M 19. 壊れ掛けのradio
イントロと同時に、会場から大きな拍手!思いがけない1曲のプレゼントに涙なしには聴く事が出来ませんでした。
  ラストに「どうもありがとう〜〜!」「愛してるよ!」
   そして、幕が下りる寸前に靴を手にとって、ひとつずつ客席へ―。

  エンディングフィルム
   客席に、徳永さんと同じ、トレパン、ヘルメットを被った方を発見!
   ライブ終了後、一生懸命紙飛行機を拾っている姿が印象的でした。

  終わってしまった…そんな淋しさと同時に、次が始まったというときめき―。
   きっと、みんなそんな気持ちですよね?
   初めて、参加したファイナルでしたが、来年も…そう思いました。
   オフ会に参加して下さった多くの皆さん、会場で声をかけて下さった方、本当に会えて良かった。
   ありがとうございます。



TOPへ戻る Copyright (c) 2004 S.Konno, All Rights Reserved